ども!
三度の飯よりもフットサルをこよなく愛するMASAです。
幼稚園から高校まではサッカー、20歳過ぎてからはずっとフットサルをやっています。
フットサル歴はだいたい15年、サッカー歴と合わせると、かれこれ30年以上になります!
そこで今回は、フットサルのルールやポジションなどを徹底的に解説していきます。
初心者の方向けの内容になっていますが、中級者・上級者の方にとっても復習する意味で役に立つ内容を盛り込みました。
これからフットサルを始めてみたい
フットサルのルールを知りたい
ポジションごとの役割を教えてほしい
フットサルをやり始めるための心構えは?
チーム選びのポイントは?
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
フットサルとは?
「フットサル(futsal)」は、スペイン語の「futbol」(サッカー)と、ポルトガル語の「sala」(室内)から作られた造語です。
1994年に、FIFA(国際サッカー連盟)がルールと競技名称を統一して誕生しました。
基本は体育館などの室内で行うスポーツですが、室内だと場所が限られてしまうため、日本では屋外のフットサルコートがメインになっています。
男性女性問わず、気軽に始めることができるということで、ここ数年で競技人口が増加しているスポーツの一つです。
サッカーの試合でよく見られる激しいチャージやスライディングが制限されており、また、初心者の方にはわかりづらいオフサイドなどのルールもないため、老若男女問わず誰でも気軽に始められることができるということでフットサル人気が一気に加速しました。
フットサルは、コートも人数も縮小した、サッカーのミニチュア版のようなものです。
ですが、フットサルとサッカーは違うスポーツと考えてください。
サッカー経験者だからと言ってフットサル、細かなルールの違いや運動量の多さに戸惑ってしまうこともあるので注意が必要です。
フットサルとサッカーの違い
フットサルとサッカーでは、ボールを蹴るスポーツという意味では同じですが、こんな感じで違います。
フットサル | サッカー | |
---|---|---|
ボール | 4号球 | 5号球 |
オフサイド | なし | あり |
競技人数 | 5人 | 11人 |
交代人数 | 制限なし | 3人まで |
試合時間 | 20分ハーフ | 45分ハーフ |
接触プレー | ショルダーチャージ禁止 | 後方チャージ禁止 |
退場 | 2分後 or 得点された場合 →補充あり | 補充なし |
フットサルのポジションと役割
フットサルのポジションと役割、特徴について解説します。
自分の特徴やプレースタイルを考慮して、適切なポジションでプレーするのがベストです。
ピヴォ(PIVO)
最前線に位置して、点を取ることが仕事。サッカーでいうフォワード。
攻撃の起点になって、味方選手の得点を引き出すプレーも要求されます。
相手を背負ってもボールを取られないキープ力、点取り屋としての嗅覚を兼ね備えた選手が、このポジションにつきます。
アラ(ALA)
両サイドに位置して、ピヴォとの絡みで得点を狙うのはもちろん、守備でもチームに貢献しなければならないポジションです。
サッカーでいうミッドフィルダー。
攻守に渡って運動量が非常に多くなるポジションなので、運動量に自信があり、視野が広い選手がこのポジションにつきます。
フィクソ(FIXO)、またはベッキ(BAQUE)
後方に位置し、守備の中心としてチームを牽引します。
サッカーでいうセンターバック。
後ろから全体を一望できるので、味方への的確なコーチング能力やゲームをコントロールする能力が要求されます。
ゴレイロ(GOLEIRO)
最後尾に位置し、唯一手が使えるプレイヤー。
サッカーでいうゴールキーパー。
フィクソ同様、的確なコーチング能力が必要で、並外れた反射神経も要求されます。
体でシュートを止めるので、体格がガッシリしていると有利なポジションです。
フットサルの基本フォーメーション
フットサルのフォーメーションと役割、特徴について解説します。
1-2-1型のフォーメーション
1-2-1型のフォーメーション。一般的にはダイアモンド型と呼ばれています。
選手がバランスよく配置されているので、もっともメジャーなフォーメーションの一つです。
攻撃のパターン練習などもアレンジ次第で多彩になります。ピヴォは攻撃、フィクソは守備というように役割がはっきりしています。
また、アラはバランスを取りながらどっちもこなすことが前提とされているため、両サイドには体力に自信のある選手が適しています。
2-2型のフォーメーション
2-2型のフォーメーション。一般的にはボックス型と呼ばれています。
攻撃2人、守備2人というように、役割分担がはっきりしています。
攻撃に自信がある2人が前線にいれば、コンビネーションプレーでゴールを狙いやすいフォーメーションです。
また、守備も2人いるので安定した試合運びが期待できます。
3-1型のフォーメーション
3-1型のフォーメーション。守備重視のフォーメーションです。
絶対的な点取り屋で、当たりに強くてキープ力があるエースが一人いる場合に適しています。
一度ピヴォにボールを預けてキープしてもらい、その間に両サイドにいるアラが上がってフォローに行くというのが一般的です。
2-2型(守備重視)のフォーメーション
2-2型のフォーメーション。超守備重視のフォーメーションです。
守備に重きを置いているので、大前提としてまずは失点しないでしっかり守ること、そして隙あらば全員で攻撃するというのがこのフォーメーションの特徴です。
例えば、1点差で勝っていて残りあと1分というような場面のときにこのフォーメーションを使うなど、ケースバイケースで利用していくのがベストです。
フットサルのルールと基礎知識
フットサルを最大限に楽しむために、基本的なルールと基礎知識を解説します。
フットサルコートの基礎知識
コート内の基本的な部分の名称です。
選手交代の時は、交代ゾーンから出入りします。
フットサルを楽しむためにも、しっかりと確認しておいてもらえればと思います。
プレー再開
ゴールラインの外に出た場合は、最後にボールを触らなかったほうから再開します。
攻撃側が最後に触ったなら、ゴレイロのスローで再開します。
守備側が最後に触ったなら、コーナーキックから再開します。
タッチラインの外に出た場合は、最後に触らなかったほうのキックインで再開します。その際、相手は必ず5メートル離れなければならないルールになっています。
4秒ルール
ボールがコートの外に出た時は、キックインで試合が再開されます。
セットプレーやキックインは、4秒以内に行わないと、相手ボールになってしまいます。
よくフットサルの試合中に「4秒!4秒!」と訴える声が聞こえますが、このことです。
ゴレイロへのバックパス
コート真ん中にあるハーフウェーラインを一度越すか、一度相手がボールに触っていれば、ゴレイロへのバックパスは認められます。
それ以外は相手ボールになってしまうので注意してください。
接触プレー
フットサルでは、ショルダーチャージはは禁止ですが、多少の接触は可となっています。
スライディング
相手に向かってのスライディングは禁止されていますが、相手のシュートコースを防ぐなど、ブロックするためのスライディングは認められています。
選手交代
選手交代は、プレー中に自由にできます。
ただし、交代される選手がコートの外に完全に出てから入る必要があります。
第2PK
前後半合せてファールが6つ以上になった場合、次回から第2ペナルティーマークから直接フリーキックで再開になります。
練習の時も試合の時も常にフェアプレーを心掛けて、自分も仲間も気持ちよくフットサルを楽しめるような雰囲気作り・環境作りができていれば、あまり使われないルールです。
フットサルで用意するもの
フットサルを始めるために、最低限用意すべきものはこんな感じ。
- フットサルができるウェア
- フットサルシューズ
- すね当て
- フットサルボール
シューズやすね当てがない場合は、フットサル場でレンタルすることもできますが、自分の足の形に合わないと靴擦れが起きてしまいますし、何より水虫も気になるので、できるだけ自分用のシューズを購入することをお勧めします。最初は安いもので構いません。
ちなみに私が2年近く愛用していた初代フットサルシューズは、8,000円程度で購入しました。
デスポルチというフットサルシューズです。詳しくはこちら。
私が実際に履いているデスポルチのシューズも紹介しています。
フットサルシューズならデスポルチが絶対おすすめ!種類や特徴、別注モデルなどを紹介すね当ては1,000円程度で購入することができます。
その他、チームとして考える場合は、練習用に使うビブスやコーン、時間を計るストップウォッチ、戦術を確認するための作戦板などが必要になってきます。
フットサル初心者の方へ
これからフットサルを始めようとしている初心者の方に是非覚えていて欲しいことがあります。
それは、フットサルを楽しむことです。
フットサルをやり始めて最初の頃は、なかなか思うようにプレーできずに歯がゆい思いをするかもしれませんが、練習を続けることでボールの扱いにも慣れて、徐々にうまくなっていくものです。
同じ価値観を持った仲間と一緒にボールを追いかけることに楽しみを見いだすことができれば、上達するスピードは一気に加速します。
私がプレーしているチームにも初心者の方が大勢いますが、みんなでわいわいがやがや楽しみながらプレーすることによって、気が付いた時にはいつのまにか初心者を脱出していました。
どのスポーツにも言えることですが、フットサルには年齢も性別も国境も関係ありません。
フットサルを通して、同じ価値観を持った最高の仲間と巡り会えると、より一層楽しくプレーできます。
フットサルをやってみたい女性の方へ
女性の方は、フットサルをやってみたいけど、周りの知り合いや友達にやっている人がいなくて、なかなか始めるきっかけがないという方が結構いると思います。
その場合は、まずは練習の見学を兼ねて近くのフットサル場へ足を運んでみてください。
週末には、多く女性の方がフットサルを楽しんでいる光景を目にすることができると思います。
女性の方でも気軽に取り組むことが出来るレディーススクールなどもやっていますし、レディースの大会や練習試合・MIX大会(男女混合チームによる大会)なども行われています。
また、各フットサル場の掲示板には、大会案内や各種イベントの他に、各チームのメンバー募集の案内が必ずと言っていい程あります。
なかなかきっかけを掴むことができないあなたも、勇気を持って自分から行動を起こせば、必ず素敵な仲間と巡り合えることができますので、ぜひ行動に移してみてください。
フットサルの基礎練習のすすめ
フットサルを始めてもなかなか上達しない、上達してるとは思うけど伸び悩んでいると感じている場合は、一度立ち止まって以下のような基礎練習を徹底的に繰り返すことをお勧めします。
- ボールを止める(ゴロ・浮き球)
- ボールを蹴る
- 足の裏でボールをさわる
- 2人1組でボールキープ
自分のレベルに満足している方がよくやりがちなのが、基礎練習どころかストレッチすらほとんどやらず、すぐにコートの中に飛び込んでゲーム形式の練習に参加してしまうことです。
できれば、ウォーミングアップも兼ねて毎回きちんと基礎練習をしましょう。
基礎練習をやるときのコツは、常に試合中を意識することです。
試合中を意識してやれば、パスをもらう前に周りを確認するはずです。
パスを出した後は、次にもらう位置に動くはずです。
継続は力なり、毎日とはいかないまでも毎回続ければ、着実にレベルアップすることができます。
フットサルチーム選びのポイント
フットサルを初めてみようと思った理由は、人それぞれ違うと思います。
一生懸命練習してうまくなって、どんどん上を目指したい、部活みたいに本気でやってみたいと思っている人もいれば、最近運動不足だから仲間とわいわいボールを蹴ってみたいと思っている人もいると思います。
「楽しむ」という言葉も、人によっては解釈の違いがありますよね。
チームメートと切磋琢磨しながら厳しい練習に耐え、試合で勝つことに「楽しみ」を見いだす人もいれば、わいわいボールを蹴って笑いの絶えない時間を共有することに「楽しみ」を見いだす人もいると思います。
このページを見てくれているあなたは、どっちが「楽しい」と感じますか?
なぜこのような問いかけをするのかというと、同じ目的意識を持った仲間が集まる環境で、フットサルを思う存分楽しんでほしいと思っているからです。
どっちを「楽しい」と感じるかによって、入るべきチームも変わってくると思います。
一生懸命練習して全国制覇を目標としているあなたが、みんなとわいわいボールを蹴って楽しむことを目的としたチームに入っても「楽しい」とは感じないはずです。
逆に、みんなとわいわいボールを蹴って楽しみたいと思っているあなたが、全国制覇を目標としたチームに入っても「楽しい」とは感じないはずです。
どっちを「楽しい」と感じるかをはっきりさせずに所属するチームを選んでしまうと、
せっかくフットサルで上を目指して頑張ろうと思ったのに、周りがミスしても笑いながらプレーしている。
せっかくフットサルを始めたのに、練習が厳しくて全然ついていけない。
というような不満が必ず出てきてしまいます。これでは思う存分楽しめませんよね。
ですので、自分の目的に合ったチーム、「楽しい」と肌で感じることができるチームをぜひ選んでください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
フットサルのルール、フォーメーション、ポジションなど、これからフットサルをはじめようと思っている初心者の方向けに解説しました。
基本的なポジションやルールを覚えて、ぜひフットサルを楽しんでください!