こんにちは!MASA(@toku_blog)です。
この記事を読んでくれてるあなたは、日頃から意識して電子マネーを使ってますか?
という方、ちょっと待ってください。
通勤などの移動の時、バスや電車で「ピッ」ってやってませんか?
そうです、「ピッ」ってやってるSuicaやPASMOなども電子マネーです。
実はあまり意識しなくても、日頃から電子マネーを使ってる方が多いのではないでしょうか。
私自身も今まではあまり意識しないで利用していたうちの1人ですが、最近では意識して電子マネーを使うようになりました。
電子マネーの仕組みを理解して意識的に使うことによって、得することが多いからです。
そんなわけでこの記事では、電子マネーについて今さら聞けない内容も盛り込みながら、電子マネーに詳しくない方でもわかりやすいように丁寧に解説します。
キャッシュレス時代に取り残されないように、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです!
電子マネー(決済)とは?
電子マネーとは、現金の代わりとして、専用のカードやスマホなどで支払いができる電子のお金のことです。
言葉通りではありますが、電子マネーを使って決済することを「電子マネー決済」と言います。
手元に現金がなくても、専用のカードやスマホを利用して支払うことができるので、何かと便利に利用できます。
身近なものでいうと、上でも書いような「Suica」や「PASMO」などですよね。
事前にお金をチャージ(補充)しておいたりオートチャージしておいて、改札を通る時にリーダー(読み取り機)に「ピッ」とかざせば支払いを済ませることができちゃいます。
電子マネーの支払いスタイルとチャージ方法はこんな感じ。
- 専用カード
- クレジットカード一体型(付帯)
- スマホ(おサイフケータイ)
- プリペイド型
→事前にチャージ
→オートチャージ(自動チャージ) - ポストペイ型
→後払い(クレジットカードに自動請求)
事前にチャージする必要がある電子マネーを「プリペイド型」、事前にチャージする必要がなくて後払いで支払える電子マネーを「ポストペイ型」という言い方で呼んでいます。
プリペイド型の電子マネーは事前にチャージするので、実際に使ったお金を把握しやすいですよね。
また、ポストペイ型の電子マネーはチャージする必要がなく、いざという支払いの時にチャージ忘れの心配がなくなるのでとても便利です。
電子マネーの種類
電子マネーには、上で紹介したチャージ方法に応じて様々な種類があります。
掘り下げて見てみましょう。
交通系IC
交通系ICの電子マネー一覧はこちら。
電子マネー | チャージ方法 | 運営 |
Suica | プリペイド型 | 東日本旅客鉄道株式会社 |
PASMO | プリペイド型 | 株式会社パスモ |
Kitaca | プリペイド型 | 北海道旅客鉄道株式会社 |
TOICA | プリペイド型 | 東海旅客鉄道株式会社 |
ICOCA | プリペイド型 | 西日本旅客鉄道株式会社 |
SUGOCA | プリペイド型 | 九州旅客鉄道株式会社 |
manaca | プリペイド型 | 株式会社名古屋交通開発機構・株式会社エムアイシー |
nimoca | プリペイド型 | 株式会社ニモカ |
はやかけん | プリペイド型 | 福岡市交通局 |
PiTaPa | ポストペイ型 | スルッとKANSAI協議会 |
SAPICA | プリペイド型 | 札幌総合情報センター株式会社 |
icsca | プリペイド型 | 仙台市交通局 |
ざっと一覧表を眺めていると気づく人も多いかと思いますが、交通系ICは基本的にはほぼ同じで、地域によって様々な交通系ICカードが発行されているイメージです。
2013年3月から相互利用が可能になったため日本全国どこでも利用できるのものがほとんどですが、基本的にはSuicaかPASMOを持っていれば困ることはありません。
ただし、各地域で発行している交通系IC電子マネーは、地元ならではの場所での支払いができたりするので、特に地元愛に溢れている方は自分が住んでいる地域の交通系IC電子マネーを持つのもひとつの手ですよ。
商業系
商業系の電子マネーはこちら。
電子マネー | チャージ方法 | 運営 |
楽天Edy | プリペイド型 | 楽天株式会社 |
nanaco | プリペイド型 | 株式会社セブン&アイ・ホールディングス |
WAON | プリペイド型 | イオンリテール株式会社 |
コンビニやスーパーはもちろん、自販機や飲食店など使える場所が増えています。
セブンイレブンではnanacoで支払う、イオンではWAONで支払うとお得になるなど、様々な使い分けることができます。
買い物系
買い物系の電子マネーはこちら。
電子マネー | チャージ方法 | 運営 |
iD | ポストペイ型 | 株式会社NTTドコモ/三井住友カード |
QUICPay | ポストペイ型 | 株式会社JCB |
おサイフケータイって?
上でも紹介した通り、電子マネーの支払いスタイルは3つあります。
- 専用カード
- クレジットカード一体型(付帯)
- スマホ(おサイフケータイ)
専用カードはカードタイプのもので、クレジットカード一体型はクレジットカードに機能として付帯しているものを言うのでわかりやすいですが、では「おサイフケータイ」っていったいなんのことなのか。
簡単に言ってしまうと、携帯電話(スマホ)に電子マネーやポイントカードの情報などを事前に登録しておいて、専用カードやクレジットカード付帯と同じように、スマホをリーダーにかざして支払うことができるサービスのことです。
要するに、専用カードなどの代わりにスマホをかざして支払う仕組みのことです。
最近では、駅の改札でSuicaをリーダーにかざさずにスマホをかざして通っている人を見かけますよね。
あれは、Suicaの「専用カード」を使わずに、Suicaの情報をスマホに登録して「おサイフケータイ」として利用しているんです。
おサイフケータイに対応している電子マネーはこんな感じ。
- Suica
- 楽天Edy
- nanaco
- WAON
- iD
- QUIC Pay
交通系ICからはSuica、商業系・買い物系はすべておサイフケータイに対応しています。
つまり、ほとんどすべての電子マネーがおサイフケータイに対応していると言っても間違いではないでしょう。
そんな便利なおサイフケータイですが、利用するためにはFeliCaに対応している機種であることが必須です。
国産メーカーのほとんどの端末はFeliCaに対応していましたが、appleのiPhoneだけは今までずっと使えなかったんです。
ですが、iPhone7からようやくFeliCa対応になったので、iPhoneもおサイフケータイ(Apple pay)として利用することができるようになりました。
電子マネーの使い方
電子マネーの使い方は簡単です。
プリペイド型であれば事前にチャージ(もしくはオートチャージ)しておき、ポストペイ型であればそのままの状態でリーダー(読み取り機)にかざして「ピッ」とするだけです。
上のメリットでも書いたように、たったこれだけで支払いが完了してしまうのはかなり魅力的ですし、なによりラクチンです。
一度「ピッ」を経験してしまうと、便利すぎてもう手放せなくなります。
電子マネー決済のメリット
会計がスムーズ&スマート
電子マネーを利用すると、会計がスムーズ&スマートになります。
コンビニなどの支払いの時、財布からジャラジャラ小銭を出す必要がなくなるので、スピーディーに支払うことができるようになります。
会計に時間がかかると、後ろに並んでいる人の視線がどうしても気になっちゃいますが、電子マネー決済を利用すれば、「ピッ」で終わりです。
財布から電子マネーのカードを出すのすら面倒な方は、上で紹介したおサイフケータイ機能を利用すると、スマホで「ピッ」なのでよりスピーディーに支払いができちゃいます。
クレジットカードでチャージができる
電子マネーは、クレジットカードでのチャージに対応しているものがほとんどです。
交通系ICではSuicaやPASMO、商業系はすべてがクレジットカードでのチャージに対応しています。
買い物系のiDやQUIC Payはそもそもチャージがないのですが、クレジットカードでの後払いなので、クレジットカードで支払うという意味ではほとんど一緒です。
ポイントが貯まる
電子マネー決済を利用すれば、利用金額に応じてポイントを貯めることができます。
クレジットカードでチャージすれば、クレジットカードのポイントも貯まるのでお得ですよね。
私のように、ポイントが魅力で電子マネーを意識的に使い始めたという方も多いのではないでしょうか。
貯まったポイントをそのまま支払いで使ったり、マイルや他のポイントに移行できたりと、様々な方法で利用することができます。
当たり前ですが、何も考えずに現金で支払ったらポイントは貯まりません。
電子マネーを意識して使いこなせるようになれば、ポイントを意図的に貯めるなんてこともできるようになります。
電子マネー決済のデメリット
払い戻しができない
一旦電子マネーにお金をチャージすると、基本的にはそのお金を払い戻すことができません。
SuicaやPASMOは210円の手数料を支払えば払い戻し可能ですが、手数料を支払うのはばからしいですよね。
一気に高額なお金をチャージせずに、こまめにチャージするようにしましょう。
利用しているうちに端数などの細かい金額が残ってしまうこともありますが、そこはあまり気にせずに使っていくしかないかもしれません。
セキュリティーの問題
財布を落としたりなくす可能性もあります。
専用カードで電子マネーを利用している場合、財布をなくす=電子マネーもなくすことになるので、注意が必要です。
また、物理的になくす以外でも「電子スリ」の被害に遭う可能性もあります。いわゆるスキミングですね。
自分の電子マネーが知らず知らずのうちに勝手に利用されているなんてこともゼロではありません。
スキミング防止ポーチを用意するなど、万が一に備えて事前に対策しておきましょう。
スマホ依存の問題
おサイフケータイ(Apple pay)を利用している場合、必然的にスマホに依存することになってしまいます。
スマホのバッテリーが切れてしまったら、、
スマホが水没・故障してしまったら、、
そう考えるとちょっと恐ろしいですよね。電子マネー決済が利用できなくなってしまいます。
いざという時のためにモバイルバッテリーを持ち歩いたり、バックアップを取っておきましょう。
まとめ
この記事では、電子マネーについて今さら聞けない内容も盛り込みながら、電子マネーに詳しくない方でもわかりやすいように丁寧に解説しました。
ポイントが貯まったりお会計がスムーズ&スマートになるなどのメリットもありますが、反対に、電子マネーを利用することのデメリットもあります。
今までは現金派だった方も、一度電子マネーを意識的に利用して得をすれば、積極的に電子マネーを使いたくなっちゃいますよ。
それぞれのポイントをしっかりと理解した上で、ぜひ意識的に&積極的に電子マネーを使いこなしてください!